紹介 その1 インストール方法
KohanaはPHPが動くWebサーバがあれば簡単に動かすことが出来ます。
ダウンロードする
まずはKohanaのWebサイトから最新版をダウンロードします。現在v3.2.0でした。
zipを展開してWebサーバに設置する
zipを展開すると以下のような構成になっています。
kohana-3.2-master-1/
LICENSE.md
README.md
application/
example.htaccess
index.php
install.php
modules/
system/
application/cacheとapplication/logsディレクトリの権限はWebサーバが書き込めるようになっていないといけません。ここでは二つのディレクトリをchmod 777してしまいます。
chmod 777 application/cache application/logs
そしてディレクトリごとApacheのDocumentRootに設定してやります。以下はApacheの設定例です。
DocumentRoot /path_to/kohana-3.2-master-1
DirectoryIndex index.php
ServerName example.com
AllowOverride all
Allow from all
ブラウザで確認してみる
設定が済んだらアクセスしてみます。以下のインストール確認画面が表示されると成功です。logsディレクトリやcacheディレクトリに書き込み権限が無かったり、足りないモジュールがあったりするとエラーが出るので修正します。
Optional Testsは全部成功する必要はありません。
このインストール確認ページはindex.phpから呼出されますが、ただ表示されるだけで特に何をするものでもありません。不要になればinstall.phpを削除するか名前を変えてやります。
install.phpを排除して再度確認してみる
hello, world!が表示されると成功です。
これはデフォルトControllerであるapplication/classes/controller/welcome.phpのaction_index()が呼出された結果です。
response->body('hello, world!');
}} // End Welcome
このように非常に簡単に使い始めることが出来ます。使わないのであればデータベースを準備する必要もありません。ただ、application、modules、system等のPHPコードが置かれる場所がApacheのDocumentRoot以下にあるのは気持ち悪く思います。これらのPATHの設定はindex.phpでされています。
/**
* The directory in which your application specific resources are located.
* The application directory must contain the bootstrap.php file.
*
* @see http://kohanaframework.org/guide/about.install#application
*/
$application = 'application';/**
* The directory in which your modules are located.
*
* @see http://kohanaframework.org/guide/about.install#modules
*/
$modules = 'modules';/**
* The directory in which the Kohana resources are located. The system
* directory must contain the classes/kohana.php file.
*
* @see http://kohanaframework.org/guide/about.install#system
*/
$system = 'system';
DocumentRoot以下にはindex.phpだけにして、PHPコードは別の場所に移動した方が良いでしょう。